ベゴニアは、園芸で楽しまれる植物の中でも特に丈夫で育てやすく、初心者にも育てやすい種類です。
価格も安価なものが多く、種類も様々なので選ぶ楽しみがあるのも魅力的な部分の一つです。
園芸店で売っている植物というと花を楽しむものが多いのですが、ベゴニアは特徴的な葉をしており、それを楽しみにベゴニアを買う人も多いです。
今日はそんな、園芸初心者にも育てやすく魅力が多いベゴニアについて詳しく見ていきます。
ベゴニアを育ててみたいと思っている人は是非参考にしてみてください。
ベゴニアが園芸初心者向きと言われる理由
ベゴニアは、丈夫で育てやすい花として園芸初心者向けだと言われる理由は以下の通りです。
・開花期間が長く、春から霜が降りる晩秋まで咲き続けます。
・日当たりと風通しの良い場所で育てれば、どの品種もよく育ちます。
・水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとあげるだけで、過湿にならないように注意すれば大丈夫です。
・液体肥料を1週間に1回程度与えるだけで、絶え間なく花を咲かせます。
・挿し木や取り木で簡単に増やすことができます。
以上のように、ベゴニアは手間が少なくても美しい花を楽しめるので、園芸初心者向けの花と言えます。
特に育てやすいベゴニアの種類
ベゴニアは、花の色や形、大きさなどが多様で、育てやすくて、花が綺麗な品種がたくさんあります。
花を楽しむもの
育てやすくて、花が綺麗なベゴニアの品種を5つ紹介します。
ノンストップ:
球根性のベゴニアで、大輪の八重咲きの花を咲かせます。
バラのような上品な雰囲気が特徴です。
赤色やピンク色、黄色など花色も実に豊富で、品種によって葉色も異なります。
センパフローレンス:
木立性のベゴニアで、四季咲き品種です。
花付きがよく、花色が豊富です。生育旺盛で分枝性もよく、耐暑性に優れます。
草姿が整うだけでなく、花色による開花期の差、生育の差が少ないことが特長です。
エラチオール:
交配によって生み出されたベゴニアで、冬でも花を楽しめます。
南米原産の球根性ベゴニアと、アラビア半島原産のソコトラナという冬咲きベゴニアから生まれました。
7月から8月の暑い盛りを除けばほとんど咲いているという、驚異の花付きの良さで人気です。
マクラータ:
木立性のベゴニアで、水玉模様の葉が特徴的で、花だけでなく葉の観賞も楽しめます。
ベゴニアの中でも特に丈夫なので、初心者でも育てやすい品種です。
ブラジルが原産のため温暖な気候で半日陰の場所でも育ち、開花時期になるとピンク色や白色の花を咲かせます。
サザランディー:
球根性のベゴニアで、オレンジ色の小さな花を咲かせる品種です。
花がしだれるように咲くため、吊り鉢などで楽しめます。
球根ベゴニアは育てるのが難しいことが多いですが、サザランディーは育てやすいです。
以上のように、育てやすくて、花が綺麗なベゴニアはたくさんあります。
葉を楽しむもの
ベゴニアは、葉の色や模様、形などが多彩で、観葉植物として人気があります。
育てやすくて、葉が綺麗なベゴニアの品種をいくつか紹介します。
ベゴニア・マクラータ:
水玉模様の葉が特徴的で、花だけでなく葉の観賞も楽しめます。
ベゴニアの中でも特に丈夫なので、初心者でも育てやすい品種です。
レックスベゴニア:
ベゴニア・レックスという原種を交配に用いたベゴニアのグループで、葉に大きな模様が入るのが特徴です。
世界中で多くの品種がつくられており、丈夫で育てやすいものがたくさんあります。
エラチオールベゴニア:
リーガースベゴニアとも呼ばれる品種で、開花期が長く、室内で育てるのに適した多年草です。
葉は光沢があり、花は白やピンクなどの色があります。
以上のように、育てやすくて、葉が綺麗なベゴニアはたくさんあります。
ベゴニアの植え付け時期
ベゴニアは種類によって植え付け時期や管理方法が異なりますが、ここでは一般的な木立性ベゴニアと四季咲きベゴニアについて説明します。
木立性ベゴニア:
苗を購入して鉢植えや花壇に植える場合は、4〜6月または9〜10月が適期です。
種から育てる場合は、1〜2月に室内で種まきを行い、4〜5月に定植します。
開花期間は春から秋までで、冬は地上部が枯れて休眠します。
冬には室内に移動させるか、霜よけをして保護します。
四季咲きベゴニア:
苗を購入して鉢植えや花壇に植える場合は、4〜6月が適期です3。種から育てる場合は、1〜2月に室内で種まきを行い、5〜6月に定植します。
開花期間は一年中で、冬でも花を楽しめます。
ただし、寒さや暑さに弱いので、夏は涼しい半日陰で、冬は室内で管理するとよいです。
以上のように、ベゴニアの植え付け時期と一年のスケジュールは種類によって異なります。
ベゴニアを健康に育てるコツ
ベゴニアは、熱帯から亜熱帯にかけて多くの種類が自生する植物で、「愛の告白」や「片思い」という花言葉があります。
花や葉の形や色が多彩で、鉢植えや花壇などで楽しめます。
ベゴニアを健康に育てるコツは、以下のようなポイントがあります。
明るさ:
ベゴニアは、日当たりと風通しの良い場所で育てます。
強い日差しは葉焼けを起こす原因になりますが、光が弱すぎても葉が変色してしまいます。
屋外なら明るい日陰、室内なら窓辺のレースのカーテン越し程度が最適です。
温度:
ベゴニアは、20℃前後が最適な気温です。
夏は30℃以上になると株の元気がなくなってきます。
冬は10℃程度で成長が止まり、5℃以下になると枯れてしまいます。
屋外で楽しんだベゴニアも冬には室内に移動させましょう。
水やり:
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水をあげます。
乾いてくると葉の表面が光沢を持ち始めるので、水やりの目安にしましょう。
多湿にも弱いので、1年を通して風通しのよい状態を保つようにします。
土:
ベゴニアは水はけが良く、通気性に富み、なおかつ適度な保水性がある土が適しています。
「市販の草花用培養土:腐葉土:赤玉土=6:3:1」の割合で配合すると良いでしょう。
地植えにする場合は、庭の土に腐葉土やピートモス混ぜ込んでおくと、水はけがよくなり、ベゴニアの好む酸性の土になります。
肥料:
ベゴニアは絶え間なく花を咲かせるので、1週間に1回程度の割合で液体肥料を与えます。
鉢植えの場合は緩効性の化成肥料を元肥にし、追肥は水やりの時に一緒に施すことのできる液体肥料が便利です。
地植えの場合は、庭の土の中に混ぜ込む有機質の肥料があるとよいでしょう。
以上のように、ベゴニアを健康に育てるコツは明るさ、温度、水やり、土、肥料に注意することです。
ベゴニアを増やすときは?
ベゴニアは、種類によって増やし方が異なりますが、一般的には挿し木が簡単でおすすめです。
挿し木とは、植物から切り取った茎や葉を土に挿して根を出させる方法です。
ベゴニアの挿し木には、以下のような種類があります。
通常の挿し木:
茎を切り取って土に挿す方法です。
木立性ベゴニアや四季咲きベゴニアに向いています。
葉挿し:
葉を切り取って土に挿す方法です。
根茎性ベゴニアやレックスベゴニアに向いています。
天芽挿し:
茎の先端の芽を切り取って土に挿す方法です。
球根ベゴニアやエラチオールベゴニアに向いています。
いずれも4月下旬〜6月中旬頃、9月下旬〜10月上旬頃が挿し木をするのに最適な時期です。
ベゴニアを挿し木で増やす方法
挿し木の方法は以下の通りです。
まず、元気で新しい茎や葉を選びます。茎は約15〜20cmの長さに切ります。葉は大きければ半分に切ります。
次に、茎や葉の下部の葉や芽を取り除きます。茎は葉目が1つ埋まるくらいまで、葉は半分くらいまで土に差し込みます。
挿し穂を水に2時間ほどつけておきます。発根剤を塗ると根付きがよくなります。
用土(赤玉土とバーミキュライトを混ぜたものがおすすめ)を入れた鉢やプランターに割り箸で穴を開けて、挿し穂を差し込みます。
挿し穂の周りを土で固めて水やりをします。
直射日光の当たらない場所で管理します。
根が出るまでは土が乾かないように水やりをします。霧吹きで葉に水分を与えるとよいです。
根が出たら日当たりの良い場所に移動させます。液体肥料を与えると成長が早くなります。
以上のように、ベゴニアは挿し木で簡単に増やすことができます。
ベゴニアを育てる際に気を付けたい病害虫
ベゴニアは、花や葉の美しさを楽しめる植物ですが、病害虫に注意しなければなりません。
ベゴニアに発生しやすい病害虫とその対策について説明します。
アブラムシ:
茎や葉の裏に集まって吸汁する害虫で、黄色や緑色などの色があります。
吸汁されると葉がしおれたり、ウイルス病を媒介したりします。
対策としては、水やりの時に水圧で洗い流すか、殺虫剤を散布します。
ハダニ:
葉の裏に付いて吸汁する小さな赤色や黄色のダニで、葉に白い斑点や黄変を起こします。
対策としては、乾燥を避けて湿度を高めるか、殺ダニ剤を散布します。
灰色かび病:
湿度が高いと発生しやすい病気で、茎や葉に水浸状の斑点ができて枯死し、灰色のカビが生えます。
対策としては、風通しを良くして乾燥させるか、殺菌剤を散布します。
うどんこ病:
湿度が高いと発生しやすい病気で、茎や葉に白粉状の菌が付着して葉が変色したり枯れたりします。
対策としては、風通しを良くして乾燥させるか、殺菌剤を散布します。
斑点細菌病:
茎や葉に不整形の水浸状の斑点ができて枯死し、中心部に穴があきます。
対策としては、感染した部分を切り取って処分するか、抗生物質を散布します。
以上のように、ベゴニアの病害虫は主にアブラムシ・ハダニ・灰色かび病・うどんこ病・斑点細菌病などがあります。
これらの予防と対策を行って、ベゴニアを健康に育てましょう。
「ベゴニアの育て方。初心者でも綺麗で健康に育てるコツ」についてのまとめ
ベゴニアは丈夫で育てやすく、園芸初心者でも育てやすい種類です。
開花時期も長く、基本的には日当たりと風通しにに気を付けて育てれば元気に育つものが多いです。
次に育てるのはベゴニアにして、自分が育てたいと思う品種を見つけてみるのもまた楽しいのではないかと思います。

