土は少量なら燃えるゴミでも可?正しい土の捨て方5選

園芸を楽しむ人にとって大きな悩みは、土の捨て方です。
土は少量なら燃えるゴミでも良いのでしょうか?

花をプランターで育てる場合、土が無いと始まりませんし、育てる植物の性質に合わせてホームセンターなどで様々な土の中から一つを選択し、
植えつけることが多いかと思います。
こだわっている方なら更に、様々な種類の土を混ぜ合わせて、保水力や水はけを微調整し、使用しているかたもいるかと思います。

土を買うと一度に使い切ることは少なく、植物が終わる時期になると鉢が空になるので、
その時に土を捨てるか再利用するかの選択をすることになります。

いらなくなった土はどう捨てたらよいのでしょうか?
少量であれば燃えるゴミとして出しても良いのでしょうか?

今日はそれについて調べてきました。
今育てている植物が終わりを迎えそうで、土の捨て方に困っている人は是非参考にしてみてください。

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土は少量なら燃えるゴミで出してもいい?

園芸用の土を燃えるゴミとして出しても良いかどうかは、お住まいの自治体によって異なります。
一部の自治体では可燃ごみとして処分できる培養土もありますが、ほとんどの場合はゴミとして出すことができません。

その場合は、以下の方法が考えられます。

・自宅の庭や敷地内で処理する
・クリーンセンターやホームセンターに持ち込む
・回収業者に依頼する
・自宅でリサイクルする

詳しくは、お住まいの自治体のホームページやゴミ分別・回収カレンダーを確認してください。
公園や海・山に捨てるのは違法行為になります。

 

東京23区の区ごとの対応

東京23区であっても、区ごとに土の捨て方に対する対応が違うようです。
一覧にまとめたので参考にしてみてください。

区名 土の捨て方
千代田区 自然物なのでごみとして区では処理できません。清掃事務所で処理業者を紹介します。
中央区 園芸用土は、ビニール袋などに入れてお持ちください。
港区 区では収集できません。
新宿区 土・石・ブロックをごみとして収集できないため、専門業者へ依頼してください。
文京区 庭や敷地内の花壇に戻すか、土を購入した販売店・植木屋などへ引き取りが可能か相談してください。
台東区 民間の収集業者に回収をお願いしてください。 ただし、家庭から出る園芸用の土であれば、月に一度20リットルの袋1つまで、ご持参頂ける場所がございます。
墨田区 ごみではないので区では収集することができません。 専門の業者に有料で処理してもらうことになります。
江東区 専門業者に依頼してください。
品川区 ご家庭で不用になった園芸土は拠点回収で回収します。
目黒区 ご家庭で不用となった園芸土は原則として廃棄物にあたらないため、区では収集を行いません。できる限り、リサイクルして再利用しましょう。
大田区 土(園芸用を含む)・砂・石・灰などは区では収集できません。 メーカーや販売店にご相談ください。
世田谷区 土を処分するためには専門業者等に任せる必要があります。
渋谷区 土は自分の家の庭などに戻すか、土専門で回収している業者か不用品回収業者に頼むしか御座いません。
中野区 土は自分の家の庭などに戻すか、土専門で回収している業者か不用品回収業者に頼むしか御座いません。
杉並区 自然物であり廃棄物ではないため、ごみとしては出せません。
豊島区 購入した販売店などにお問い合わせください。また購入した販売店が不明の場合などは、民間収集業者を紹介しますので、豊島清掃事務所にお問い合わせください。
北区 区のごみ収集には出せません。 廃棄する場合は、清掃事務所にご相談ください。
荒川区 専門業者へ依頼してください。
板橋区 専門業者へ依頼してください。
練馬区 処分するには、メーカーまたは購入店に引き取ってもらうか、専門の業者に処理を依頼してください。
足立区 収集できないものとされており、別途取扱い店などに相談して 対処します。
葛飾区 処理するには、購入店に引き取ってもらうか、専門業者に処理を依頼してください。
江戸川区 購入店に引き取りを相談するか専門業者に処理を依頼してください。

 

土の正しい捨て方5選

土の正しい捨て方について、以下の5つの方法を紹介します。

 

自治体の条件を満たして処分する:

一部の自治体では、一定の条件を満たせば、可燃ごみや燃えないごみとして土を回収してくれます。
ただし、大量に出すことはできません。お住まいの自治体のホームページやゴミ分別・回収カレンダーで確認してください。

 

自己所有の土地にまく:

自分が所有する庭や畑などに土をまくことは不法投棄にはなりません。
ただし、他人の土地や公園、山などにまくと違法行為になりますので注意してください。

 

土回収サービスを利用する:

一部のホームセンターでは、不要な土を回収してくれるサービスがあります。
例えば、島忠ホームズでは、購入した用土の袋に入れて持ち込めば無料で引き取ってくれます。
ただし、対象商品や店舗が限られていますので事前に確認してください。

 

不用品回収業者に依頼する:

不要な土を他の廃棄物と一緒に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼すると便利です。
家庭で出る程度の量であれば、数千円程度で引き取ってもらえます。
ただし、業者によって対応や料金が異なりますので見積もりを取ってください。

 

自宅でリサイクルする:

不要な土を捨てる代わりに、自宅でリサイクルすることもできます。
例えば、植物由来(ココヤシ繊維100%)の「すてられる土」は燃えるごみとして処分できます。
また、不要な土を混ぜて新しい培養土を作ることも可能です。

 

「土のリサイクル材」ってどうなの?

園芸用の土を、リサイクル材を混ぜて再利用する時のメリットとデメリットについて、以下のようにまとめました。

 

メリット:

・土の処分にかかる手間や費用を省くことができます。

・土の再生方法によっては、土の殺菌や栄養分の補充、酸性度の調整などができます。

・土のリサイクルは環境に優しい行為です。

 

デメリット:

・土の再生方法には高温処理や土壌改良剤の混入など、手間がかかるものもあります。

・土によっては連作障害が起きる可能性があります。連作障害とは、同じ種類や近い種類の植物を連続して栽培すると、成長が悪くなったり病気になりやすくなったりする現象です。

・土に残っている雑草や害虫、病原菌などが完全に除去できない場合があります。

 

ホームセンターに持ち込んだ土はどうなるの?

ホームセンターによっては、園芸用の土の回収を行っているところがありますが、その場合、どのように処理されるのでしょうか。

残念ながら、ホームセンターで回収した土の処理方法については、公開されている情報が少ないようです。
しかし、一部のホームセンターでは、回収した土をリサイクルして再利用するという取り組みを行っていることがわかりました。

例えば、島忠ホームズでは、回収した土を高温処理して殺菌し、有機物や鉱物質などを添加して栄養分を補充し、再生した土を販売しています。このようにして、土のリサイクルは環境にも経済にも貢献していると言えます。

また、ジョイフル本田では、回収した土を専門業者に委託して処理してもらっています。
その業者は、回収した土を高温処理や蒸気消毒などで殺菌し、有機物や鉱物質などを添加して栄養分を補充し、
再生した土を農家や造園業者などに販売しています。

このようにして、土のリサイクルは農業や造園にも役立っていると言えます。

 

枯れてしまった植物は何ごみとして出せばいいの?

れてしまった植物は何ごみとして出せばいいのかという質問ですね。
植物の捨て方は、自治体によって異なる場合がありますので、まずはお住まいの地域のゴミ分別ルールを確認することが大切です。

一般的には、枯れた植物は燃えるゴミとして出すことができますが、その際には土を落としてから出す必要があります。
土は燃えないので、燃えるゴミに入れると不適切な分別となります。
また、植物が大きい場合は、規定の大きさに切って出す必要がある場合もあります。

土の捨て方は、自治体によって収集してくれるところとしてくれないところがあります。
収集してくれない場合は、ホームセンターや園芸店で回収してくれるサービスを利用するか、自分で再利用するか、
不法投棄にならないように注意しながら処分する必要があります。

植木鉢の捨て方は、素材によって異なります。陶器や磁器の鉢は埋立ごみとして出すことができます。
プラスチックの鉢はプラスチック類として出すことができます。
ただし、鉢は再利用できる場合も多いので、捨てる前に洗ってみて汚れや傷がなければ使い回すことをおすすめします。

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「土は少量なら燃えるゴミでも可?正しい土の捨て方3選」についてのまとめ

使い終わった園芸用の土は、住んでる地域によって捨て方は違いますが、
少量であったとしても燃えるゴミとして出せるところはごくわずかです。

特に東京に住んでいる場合、23区では燃えるゴミとして捨てられないところばかりで、少量であったとしてもホームセンターに持ち込むか、
回収業者に依頼するのが正しい土の捨て方です。

綺麗な花を、植物の元気な葉を楽しんで、最後の土を捨てる時まできちんと面倒を見て、園芸を楽しみたいですね。

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