パチンコ依存症の人の脳はどうなっているのか

パチンコ依存症の人の脳はどうなっているのでしょうか?

普段、パチンコやギャンブルをやらない人にとってはパチンコ依存症の人のことを理解するのは難しいかと思います。
パチンコ依存症の人は普段、家事をしている時や何気なくテレビを見ている時にもパチンコの画面や当たった時の高揚感、
パチンコをうっている時の曲や新しい台の事が頭に浮かんでしまい、パチンコに行きたくなってしまうのです。

自分はパチンコやギャンブルこそやらないにしても、ゲームを四六時中やっていた時期があり、
その時は何気ない瞬間にゲームのことが頭に浮かんで、またゲームをやりたくなってしまうこともありました。
完全にゲームに依存していたのだと思います。

ゲーム依存症とパチンコ依存症を一緒にしてしまうのは怒られてしまうかもしれませんが、「画面や高揚感に依存する」という点では
共通しているような気がします。

今日はそんな「パチンコ依存症」について、どのような脳になっているのか、依存してしまうメカニズムや依存を断ち切る方法について
詳しく見ていきます。
パチンコ依存症の人は勿論、ゲームに依存していると感じている人も是非参考にしてみてください。

[quads id=1]

 

パチンコ依存症の人はどのくらいいるのか

パチンコ依存症の人の割合については、厚生労働省が2020年に実施した全国住民調査の結果が参考になります。

その調査では、過去1年間におけるギャンブル依存が疑われる人(SOGS 5点以上)の割合は、男性は3.7%、女性は0.7%で、
全体では2.2%と推計されました。
これは、18歳以上75歳未満の人口を約1億人とすると、約220万人がギャンブル依存が疑われる状態にあることを意味します。

ギャンブル依存症の人の中で、最もお金を使っているギャンブルの種類はパチンコやパチスロです。

依存が疑われる人の中で、過去1年間に最もお金を使ったギャンブルは、
男性ではパチスロ(35.4%)、パチンコ(34.6%)、競馬(12.3%)の順で、
女性ではパチンコ(60.0%)、パチスロ(16.0%)、宝くじ(16.0%)の順でした。

また、依存が疑われる人は、1か月あたりの賭け金の中央値が5万円でした。

パチンコ依存症は、精神的な苦痛や社会的な問題を引き起こす可能性があります。
パチンコ依存症の人は、うつや不安傾向が強く、自殺を考えたりしようとしたりする経験がある人も多いです。

パチンコ依存症の人は、自分の問題に気づいたり、相談したりすることが難しい場合もありますが、
専門的な支援を受けることで改善する可能性があります。
ギャンブル依存症に関する相談窓口や治療機関などの情報は、厚生労働省のホームページやギャンブル等依存症サポートセンターなどで確認できます。

 

パチンコ依存症の人の脳はどうなっているのか

パチンコ依存症の人の脳は、ギャンブルによって変化してしまうことがあります。
その変化の仕組みと影響について、以下のように説明できます。

まず、ギャンブルによって快感を得るとき、脳内でドーパミンという物質が分泌されます。
ドーパミンは報酬系と呼ばれる脳の部位を刺激して、私たちに楽しさや満足感を与えます。
しかし、ギャンブルを繰り返すことで、脳はドーパミンに対して耐性を持つようになります。

つまり、同じ量のドーパミンでは以前ほど快感を感じられなくなるのです。
そのため、ギャンブル依存症の人は、より強い刺激やリスクを求めるようになります。

次に、ギャンブル依存症の人は、自分の置かれた状況を正しく判断したり、リスクに対する態度を柔軟に切り替えたりする能力に障害があることがわかっています。
これは、脳の前頭前野という部位の活動や結合が低下しているためです。

前頭前野は、計画や判断などの高次認知機能や自制心などの社会的行動に関与する重要な脳の部位です。
ギャンブル依存症の人は、前頭前野の働きが低下することで、自分の行動や感情を制御できなくなります34。

このように、ギャンブル依存症の人は、ギャンブルによって脳が変化し、快楽への耐性や判断力の低下などの問題を抱えるようになります。
これらの問題は、ギャンブル以外の生活や人間関係にも悪影響を及ぼします。
しかし、ギャンブル依存症は治療可能な病気です。

専門的な支援を受けることで、脳の変化は回復する可能性があります。
もし自分や周囲の人がギャンブル依存症に悩んでいる場合は、早めに相談することが大切です。

 

パチンコに依存してしまうメカニズム

パチンコに依存してしまうメカニズムは、脳内の快楽物質であるドーパミンとストレスホルモンであるコルチゾールのバランスが崩れることに関係しています。

パチンコは音や光による派手な演出や大当たりの経験が、脳内報酬系と呼ばれる部位を刺激してドーパミンを分泌させます。
ドーパミンは気分の高揚感や幸せ、気持ちよさなどを感じる神経伝達物質で、パチンコを続けることでドーパミンの分泌量が増えていきます。

しかし、ドーパミンは有限なものであり、分泌され続けると枯渇してしまいます。
すると、それまでの強烈な快楽が得られなくなり、不快感や不安感が増します。
これを抑えるためにコルチゾールが分泌されますが、コルチゾールは脳の興奮を沈静化するだけでなく、記憶や判断力などの高次脳機能にも影響を与えます。

コルチゾールによって脳が一気に沈静化すると、快感を得たいという欲求が強くなり、衝動が抑えられなくなります。
また、コルチゾールは脳内報酬系を鈍感にするため、パチンコ以外の日常生活の楽しみに対する高揚感を覚えにくくなります。

このようにして、パチンコに依存してしまうメカニズムは形成されます。

パチンコは趣味や娯楽の一つですが、過度に熱中したり金銭を使い過ぎたりすることは健康や生活に悪影響を及ぼします。
パチンコに依存してしまった場合は、専門医や心理療法士などのプロフェッショナルに相談することが大切です。

 

ゲーム依存症とパチンコ依存症の共通点

まず、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、物質ではないものに対する依存であるという点で共通しています。
これらは行動嗜癖と呼ばれ、物質依存症と同じく脳内報酬系の異常が関係しています。

ゲームやパチンコは、音や光などの刺激や勝利や大当たりなどの経験が、脳内報酬系を刺激してドーパミンという快楽物質を分泌させます。
ドーパミンは気分を高めたり、やる気を出したりする効果がありますが、過剰に分泌されると脳が鈍感になり、同じ快楽を得るためにはより強い刺激が必要になります。
このようにして、ゲームやパチンコに対する欲求や渇望が強くなり、自己制御が困難になります。

また、ゲームやパチンコ以外の日常生活の楽しみに対する反応が低下し、社会的な関係や義務などをおろそかにするようになります。
ゲーム依存症やパチンコ依存症の人は、ゲームやパチンコに関連する刺激を見ただけで脳が反応し、ゲームやパチンコをしたい衝動が起こります。
これは物質依存症の人が物質に関連する刺激を見たときの反応と似ています。

ゲーム依存症やパチンコ依存症の人は、ミスをしないように注意したり、衝動を抑えたりするような課題を行うときの脳活動に異常が見られます。
これも物質依存症の人と同じような特徴です。
以上のことから、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、脳内報酬系の異常や自己制御の低下などの点で物質依存症と多くの共通点があると言えます。

 

相違点は?

ゲーム依存症とパチンコ依存症の相違点について、以下のように説明できます。

まず、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、依存する対象が異なります。
ゲーム依存症は、コンピューターやスマートフォンなどのデバイスでプレイするゲームに対する依存です。
パチンコ依存症は、パチンコやスロットなどの賭け事に対する依存です。

次に、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、依存の分類が異なります。
ゲーム依存症は、物質ではなく行動に対する依存であるため、プロセス依存(嗜癖)と呼ばれます。
パチンコ依存症は、賭け事によって金銭的な利益や損失が発生するため、ギャンブル依存と呼ばれます。

さらに、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、影響を受ける人口層が異なります。
ゲーム依存症は、未成年者や若年層に多く見られる傾向があります。
パチンコ依存症は、成人や中高年層に多く見られる傾向があります。

また、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、発生する問題やリスクが異なります。
ゲーム依存症は、学業や仕事の遅れや欠席、睡眠不足や健康障害、家族や友人との関係の悪化などの問題が起こりやすいです。
パチンコ依存症は、借金や貧困、家庭内暴力や離婚、自殺や犯罪などのリスクが高まりやすいです。

さらに、ゲーム依存症とパチンコ依存症は、治療や支援の方法が異なります。
ゲーム依存症は、世界保健機関(WHO)が2018年に国際的な疾患分類(ICD-11)に追加したばかりであり、
日本ではまだ医学的な診断基準や治療法が確立されていません。

パチンコ依存症は、1970年代から国際的に認められているギャンブル障害の一種であり、
日本でも医師や心理士などの専門家による診断や治療が可能です。

 

依存症を断ち切る方法

依存症とは、物質や行動に対して過度に執着し、やめられなくなる状態のことです。
依存症には、アルコールやタバコ、薬物などの物質依存症と、ギャンブルやゲーム、ショッピングなどの行動嗜癖があります。

依存症は、脳内報酬系と呼ばれる部分が関係しており、依存対象によって快楽物質であるドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは一時的に気分を高めますが、長期的には脳の機能を低下させたり、身体的・精神的・社会的な問題を引き起こしたりします。

依存症を断ち切る方法には、以下のようなものがあります。

 

依存対象から距離を置く:

依存対象に触れないようにすることで、ドーパミンの分泌を減らし、脳の回復を促します。
例えば、アルコール依存症の場合は、酒場や酒飲みの友人との付き合いを控えたり、自宅にお酒を置かなかったりすることが有効です。

 

専門家に相談する:

依存症は一人で治すことが難しい場合が多いので、医師や心理士などの専門家に相談することが大切です。
専門家は、依存症の原因や状態を診断し、適切な治療法や支援プログラムを提案してくれます。
例えば、物質依存症の場合は、薬物代替療法や解毒療法などの医学的な治療が必要な場合があります。

 

サポートグループに参加する:

同じ依存症に悩む仲間と交流することで、自分だけではないという安心感や共感感を得られます。
サポートグループでは、経験者や専門家からアドバイスや励ましを受けたり、自分の気持ちや体験を話したりすることができます。
例えば、アルコール依存症の場合は、「アルコホーリクス・アノニマス(AA)」という自助グループがあります。

 

自己肯定感を高める:

依存症の背景には、自己肯定感の低さや自信のなさがある場合が多いです。
自己肯定感を高めることで、自分の価値や能力を認められるようになり、依存対象への執着を減らすことができます。
自己肯定感を高める方法としては、自分の長所や成功体験を思い出したり、自分への褒め言葉や感謝の言葉を書き出したりすることが有効です。

 

新しい趣味や目標を見つける:

依存症の人は、依存対象以外に興味や関心がない場合が多いです。 新しい趣味や目標を見つけることで、自分の人生に意味や楽しみを見出すことができます。 新しい趣味や目標は、依存対象とは関係のないものであることが望ましいです。
例えば、スポーツや音楽、読書や勉強などがおすすめです。

 

以上のように、依存症を断ち切る方法はいくつかありますが、一番大切なことは、自分自身が依存症を克服したいという強い意志を持つことです。
依存症は決して恥ずかしいことではありませんし、治せないことでもありません。
自分を信じて、一歩ずつ前に進んでください。

[quads id=1]

 

「パチンコ依存症の人の脳はどうなっているのか」についてのまとめ

パチンコ依存症の人の脳はパチンコなどのギャンブルによって脳の状態が変化してしまっており、正常な判断や日常制圧を送ることができなくなっています。

パチンコをすることで脳内物質の「ドーパミン」が出るのですが、そのドーパミンも出続けることによって脳が慣れ、
更に多い量のドーパミンがないと脳が満足できなくなってしまっているのです。

自分自身で「依存症を断ち切りたい」と思ったら、対象物から距離を取ったり、別の趣味を探したり、
専門家に相談したりするところから始めてみるのがいいのではないか。

[quads id=1]

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です