低気圧だと眠れない。「気象病」を和らげる3つの方法。

低気圧だと眠れないこと、ありますよね。

天気が悪かったり、気圧が低い日はなんとなく頭がボーっとしたり、本調子が出なかったりするものです。
それは「気象病」と呼ばれ、多くの人が悩まされているものです。

自分自身でも、「天気が悪い日は何となく調子が出ないのは自分だけかな」と思っていた時期があり、この「気象病」というものを知った時には
妙に安心できたのを覚えています。

今日はそんな、低気圧だと眠れなくなってしまう「気象病」について、詳しく見ていきます。
気象病を和らげる方法も詳しく見ていきますので、低気圧に悩まされている人は是非参考にしてみてください。

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眠れない原因は「自律神経」にあった

自律神経は、心臓や内臓などの自動的な働きを調節する神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。

交感神経は、緊張や興奮などのときに活発になり、心拍数や血圧を上げたり、筋肉を緊張させたりします。
副交感神経は、リラックスや休息のときに活発になり、心拍数や血圧を下げたり、筋肉を弛緩させたりします。

通常、日中は交感神経が優位で、夕方から夜は副交感神経が優位になり、自然と心と体は夜になると休息モードに切り替わることで、
自律神経はうまくバランスを取っています。

しかし、ストレスフルな生活をしていると、交感神経が優位のまま夜になっても副交感神経に切り替える事がうまくできなくなり、
自律神経のバランスが乱れてきてしまいます。
自律神経が乱れてしまうと、夜になっても交感神経が優位のままで眠れない、など睡眠の質を下げてしまいます。

睡眠は体内時計と密接に関係しています。
体内時計は日光や温度などの外的要因によって調整されます。

しかし現代人は電気やエアコンなどで自然のリズムを無視した生活をしていることが多く、体内時計が乱れやすくなっています。
体内時計が乱れると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が減少し、眠りにつきにくくなったり、浅い睡眠が続いたりします。

自律神経を整えるためには、以下のような方法が有効です。

・生活リズムを一定に保つ
・ストレスを溜め込まない
・適度な運動をする
・入浴やアロマテラピーなどでリラックスする
・昼寝は30分以内にする
・寝る前にスマホやパソコンなどのブルーライトを避ける
・寝室を暗く涼しく快適にする

以上が自律神経と睡眠の関係とそのメカニズムについての解説です。

 

「自律神経」と「気圧」の関係

自律神経は、心身のバランスを調整する神経系の一部です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあります。
交感神経は、心身を活発化させる働きをし、副交感神経は、心身をリラックスさせる働きをします。

気圧とは、空気による圧力のことです。
気圧は、大気の状態によって上下します。気圧が下がると低気圧、上がると高気圧になります。

気圧の変化は、耳の奥にある内耳という器官で感じ取ります。
内耳は、自律神経に気圧の変化を伝えるセンサーのような役割をします。

自律神経は、内耳からの情報に対して反応して、血管の収縮や拡張などを調整します。
例えば、気圧が下がると血管が拡張し、血流が増えます。
このとき、自律神経は交感神経を活性化させて血管を収縮させ、血圧を上げようとします。

逆に、気圧が上がると血管が収縮し、血流が減ります。
このとき、自律神経は副交感神経を活性化させて血管を拡張させ、血圧を下げようとします。

しかし、自律神経のバランスが乱れている人は、気圧の変化に対して過剰に反応してしまうことがあります。
例えば、低気圧になると副交感神経が過敏になり、眠気や倦怠感などを引き起こします。
高気圧になると交感神経が過敏になり、動悸や頭痛などを引き起こします。

このように、自律神経と気圧の関係は密接であり、気象病と呼ばれる体調不良の原因の一つです。

気象病を防ぐためには、以下のような対策が有効です。

・食事はバランスよく摂りましょう。特に食物繊維やビタミンB群などが自律神経の調整に役立ちます。
・適度な運動をしましょう。有酸素運動は血行を良くし、ストレスを解消します。
・早寝早起きを心がけましょう。睡眠不足は自律神経のバランスを崩しやすくなります。
・耳や首や肩などをマッサージしたりストレッチしたりしましょう。血流やリンパの流れを改善し、内耳の働きを正常化します。

以上が、「自律神経」と「気圧」の関係についての解説です。

 

「低気圧で眠れない」を和らげる3つの方法

低気圧で眠れない時には、以下のような対策が効果的です。

 

耳のマッサージをする:

耳のマッサージは、気圧の変化に敏感に反応する内耳の働きを正常化し、自律神経のバランスを整える効果があります。
親指と人差し指で耳をつかみ、上下左右に引っ張ったり、回したりしてみましょう。
低気圧になる前から日ごろから行うとより効果的です。

 

首や肩のストレッチをする:

首や肩のストレッチは、血流を改善し、耳や脳への酸素供給を促進する効果があります。
首を左右に傾けたり、回したりしてみましょう。
肩は前に出した腕を反対の腕で引っ張ったり、背中に回した肘を反対の腕で押したりしてみましょう。

 

適度な運動をする:

運動は、エネルギー源であるATPの代謝産物であるアデノシンを生成し、脳を覚醒させるヒスタミンの作用を抑制する効果があります。
アデノシンは眠気を誘発する物質です。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。

 

以上が、「低気圧で眠れない」を和らげる3つの方法です。

 

「気象病」とは

「気象病」とは、気圧や温度、湿度などの気候の変化によって引き起こされるさまざまな不調のことをいいます。
気象病になると、以下のような症状が見られることがあります。

 

頭痛:

気圧の低下によって血管が拡張し、頭部に圧力がかかることで起こります。
特に片頭痛や緊張型頭痛の人は悪化しやすいです。

 

めまい:

内耳の血流が低下したり、気圧の変化によって内耳の平衡感覚が乱れたりすることで起こります。
ふらつきや立ちくらみなどを感じることがあります。

 

吐き気:

自律神経の乱れによって胃腸の働きが悪くなったり、めまいと併発したりすることで起こります。
食欲不振や胃もたれなども見られることがあります。

 

肩や首のこり:

温度の低下によって血管が収縮し、血行が悪くなったり、筋肉が緊張したりすることで起こります。
頭痛やめまいと合併することも多いです。

 

関節痛:

気圧の低下によって関節内の水分が膨張し、関節を圧迫することで起こります。
特に関節リウマチや変形性関節症の人は悪化しやすいです。

 

古傷の痛み:

気圧の低下によって古傷周辺の組織が膨張し、神経を刺激することで起こります。
骨折や捻挫などのケガをした部位がうずくことがあります。

 

倦怠感:

自律神経の乱れによってエネルギー代謝が低下したり、睡眠の質が悪くなったりすることで起こります。
だるさや眠気などを感じることがあります。

 

気分の落ち込み:

自律神経の乱れによってセロトニンなどの神経伝達物質の分泌が減少したり、メラトニンなどのホルモンのバランスが崩れたりすることで起こります。
うつ状態やイライラなどを感じることがあります。

 

以上が、「気象病」の主な症状です。

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「低気圧だと眠れない。「気象病」を和らげる3つの方法。」についてのまとめ

低気圧だと体調が悪くなる「気象病」は、倦怠感や頭痛、めまいや吐き気をもよおすこともあります。
それに伴って、眠れないといった症状も出てくる事も多いです。

和らげる方法としては、睡眠や食事に気を遣い、自律神経が乱れていない状態にしたうえで、
耳のマッサージ、肩や首のストレッチ、適度な運動をするなどの方法で気象病の症状を和らげることができます。

天気が良くない日にも楽しく過ごせるように、日ごろから自律神経を調える行動をとっていきたいですね。

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