くたくたに疲れて帰ってきたときや、飲み会を終えて帰ってきた日はついついそのまま就寝したくなってしまいますよね。
そのまま就寝してしまうということは、夜の寝るためのルーティンである
歯磨き・お風呂・化粧落としなどを行わずに寝てしまうということです。
今日は、「歯磨きをせずに寝るとどうなるのか」に焦点を絞ってお伝えしていきます。
歯磨きをせずに寝てしまった経験のある人、その時の自分の口の中はどのような状態だったのかを重ね合わせながら
読んてみてください。
歯磨きをせずに寝るとどんな危険があるの?
歯磨きをせずに寝ることに対しての危険性は、虫歯や歯周病のリスクが高まることです。
歯磨きをしないで寝ると、口の中に食べかすやプラークが残り、細菌が増殖します。
また、寝ている間は唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥します。
唾液は、口の中を洗浄したり、中和したり、殺菌したり、免疫作用を発揮したりする働きがあります。
唾液の働きが低下すると、細菌が作り出す酸によって歯質が溶かされたり、歯ぐきが炎症を起こしたりします。
これらのことが虫歯や歯周病の原因になります。
虫歯や歯周病は、歯や歯茎だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、寝る前の歯磨きはとても重要で、3~5分程度かけて、その日のプラークを完全に落とすつもりでしっかりと磨く必要があります。
また、歯間ブラシやフロスを使って歯と歯の間の汚れも落としましょう。
電動歯ブラシやマウスウォッシュも効果的な場合があります。
寝ている間の口の中はどうなっているの?
寝ている間の口の中は、日中の口の中に比べて、唾液の分泌が減少し、口が乾燥し、菌が繁殖しやすくなる状態です。
唾液は、口の中を洗浄したり、中和したり、殺菌したり、免疫作用を発揮したりする働きがあります。
唾液の働きが低下すると、細菌が作り出す酸によって歯質が溶かされたり、歯ぐきが炎症を起こしたりします。
これらのことが虫歯や歯周病の原因になります。
虫歯や歯周病は、歯や歯茎だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、寝る前にはしっかりと歯磨きをして、口の中の菌を減らすことが大切です。
また、寝ている間に口呼吸をしていると、口の乾燥がさらに進みます。
口呼吸を防ぐためには、鼻詰まりを解消することや、口呼吸防止用のテープを使うことなどが効果的です。
歯磨きをせずに寝ると喉が痛くなる?
歯磨きをせずに寝ると喉が痛くなるのは、口の中の細菌が増えて、喉にも感染するからです。
歯磨きをしないと、口の中には食べかすや糖分が残り、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖します。
その菌は、唾液や飲み物で喉に流れ込んだり、口呼吸で喉に付着したりして、喉の粘膜を刺激したり、感染したりします。
特に寝ている間は、唾液の分泌が減って口が乾燥しやすくなるため、細菌の増殖が促進されます。
また、寝ている間は免疫力も低下するため、細菌に対抗する力も弱まります。
その結果、喉が赤くなったり、腫れたり、痛みを感じたりするようになるのです。
歯磨きをせずに寝ると、虫歯や歯周病だけでなく、喉の健康にも悪影響を及ぼすことがわかります。
そのため、寝る前には必ず歯磨きをして、口の中の細菌を減らすことが大切です。
歯磨きと風邪の関係とは
歯磨きをせずに寝ることと風邪をひくことの関係は、口の中の細菌が喉に感染して風邪の原因になることや、
風邪をひいたときに歯が痛くなることがあるということです。
歯磨きをせずに寝ると、口の中の細菌が増えて、唾液や口呼吸で喉に流れ込んだり付着したりします。
その細菌は、喉の粘膜を刺激したり、感染したりして、風邪の症状を引き起こします。
また、風邪をひいたときには、鼻水や炎症で鼻腔や副鼻腔の圧力が変化し、歯の神経に影響を与えて歯が痛くなることがあります。
特に上顎の奥歯は、副鼻腔と近い位置にあるため、圧力の変化を感じやすくなります。
このように、歯磨きをせずに寝ることは、風邪の予防や治療にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、寝る前には必ず歯磨きをして、口の中の細菌を減らし、風邪に負けない体を作ることが大切です。
歯磨きをせずに寝ると特に危ない人
歯磨きをせずに寝ることのリスクは、普段の生活習慣も大きく関係してきます。
ここでは、夜にどんな習慣がある人が歯磨きをせずに寝ると大きなリスクがあるのかを見ていきます。
夜に甘いものを食べる習慣がある人
夜に甘いものを食べて歯磨きをせずに寝ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
甘いものを食べると、口の中の細菌が糖分をエサにして酸を作り出します。
この酸は、歯の表面のエナメル質を溶かして虫歯を作ったり、歯ぐきを炎症させて歯周病を引き起こしたりします。
歯磨きをしないで寝ると、口の中の細菌が増えて、酸の生成も増えます。
また、寝ている間は唾液の分泌が減って、口が乾燥します。
唾液は、口の中を洗浄したり、酸を中和したり、細菌を殺菌したりする働きがあります。
唾液が減ると、口の中の酸や細菌がそのまま残ってしまい、虫歯や歯周病の進行を早めます。
このように、夜に甘いものを食べて歯磨きをせずに寝ると、口の中が不潔な状態になり、歯や歯ぐきにダメージを与えます。
そのため、夜に甘いものを食べたら、必ず歯磨きをしてから寝るようにしましょう。
夜ごはんを食べ終わってうとうとするのが日課になっている人
夜ご飯を食べてそのまま寝てしまうと、虫歯のリスクが高まります。
夜ご飯を食べると、口の中に食べカスが残ります。
これをエサにして、口の中の細菌が酸を作り出します。
この酸は、歯の表面を溶かして虫歯を作ります。
歯磨きをしないで寝ると、口の中の細菌や酸がそのまま残ってしまいます。
また、寝ている間は唾液の分泌が減って、口が乾燥します。
唾液は、口の中を洗浄したり、酸を中和したり、細菌を殺菌したりする働きがあります。
唾液が減ると、口の中の自浄作用が低下して、虫歯が進行しやすくなります。
このように、夜ご飯を食べてそのまま寝ると、口の中が不潔な状態になり、虫歯になりやすくなります。
そのため、夜ご飯を食べたら、必ず歯磨きをしてから寝るようにしましょう。
夜の晩酌が日課になっている人
晩酌の習慣がある人は、虫歯のリスクが高まる可能性があります。
晩酌のときに飲むお酒やおつまみには、糖分が含まれているものが多いです。
糖分は、口の中の細菌のエサになり、酸を作り出します。
この酸は、歯を溶かして虫歯を作ります。
また、お酒には利尿作用があるため、水分が失われて口が乾燥します。
口が乾燥すると、唾液の量が減ります。
唾液には、口の中を洗浄したり、酸を中和したり、細菌を殺菌したりする働きがあります。
唾液が減ると、口の中の自浄作用が低下して、虫歯が進行しやすくなります。
このように、晩酌をすると、口の中が不潔な状態になり、虫歯になりやすくなります。
そのため、晩酌をするときは以下の点に気をつけましょう。
長時間にわたって飲食を続けないお酒の合間に水分をとる寝る前に歯磨きをするまた、
歯科治療中はアルコール摂取を控えることも大切です。
アルコールは血流をよくする作用があるため、虫歯の痛みや出血が増す可能性があります。
歯磨きはタイミングが大切
歯磨きはこまめに分けて何度も行えばいいというわけでは無く、そのタイミングや磨き方が大切です。
歯磨きの適切なタイミング
歯磨きの適切なタイミングについては、専門家の意見も分かれていますが、一般的には以下のようになっています。
食後すぐに歯磨きをすると、酸蝕症(さんしょくしょう)という歯が溶ける病気になる可能性があります。
食後30分から1時間後に歯磨きをすると、口の中が中和されて歯を傷つけにくくなります。
朝の歯磨きは、起きた直後にうがいをして、朝食後に歯磨きをするのがベストです。
赤ちゃんの歯は、ミルクや離乳食の後にガーゼで拭いておくだけでOKです。
歯磨きはやりすぎると、歯や歯茎を傷つけることもあります。
どのくらい磨けばいいの?
歯磨きの適切な時間については、以下のようになっています。
歯磨きの平均時間は、一回1~3分未満です。
歯磨きの理想的な時間は、毎食後3分間です。。
歯磨きの最低限の時間は、一日の中で最も大切な就寝前に10分以上です。
歯磨きのコツ
歯磨きのコツや注意点については、以下のようになっています。
歯磨き粉はフッ素配合のものを選びましょう。
歯ブラシは小刻みに動かしましょう。
一本一本の歯を前側・断面・後ろ側を20回往復させてみがきましょう。
歯ブラシだけでは落とせない汚れもあるので、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃器具も使いましょう。
歯医者さんで歯磨き指導を受けることもおすすめです。
以上が、歯磨きの適切なタイミングと時間についての情報です。
「歯磨きせずに寝ると喉が痛い?」についてのまとめ
歯磨きをせずに寝ると、様々なデメリットがあります。
良いことは「何もせずにそのまま寝られる」ことを除いてありません。
虫歯になりやすくなるだけでなく、翌日喉が痛くなったり体調を崩すリスクも高くなってしまいます。
疲れて帰ってきた日でも、「歯磨きをせずに寝ることのデメリット」を思い浮かべ、
歯を綺麗にしてから就寝したいですね。
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