ちゃんぽんすると酔う?悪酔いしないための5つのポイント

「ちゃんぽんすると酔うよ。悪酔いするよ。」
お酒を飲む場を経験したことのある人なら一度は聞いたことのある、お酒の先輩からのアドバイスでしょう。

「ちゃんぽん」とは、簡単にいばお酒の種類をまたいで何杯も飲むことを言うのです。
はたしてちゃんぽんすると本当に悪酔いするのでしょうか?

今日はその真相と、悪酔いしないお酒の飲み方のポイントを5つ、紹介していきます。

[quads id=1]

 

ちゃんぽんすると酔う?

悪酔いのメカニズムは、アルコールが肝臓で分解される過程で生じるアセトアルデヒドが原因です。
アセトアルデヒドは毒性が高く、吐き気、頭痛、めまいなどの悪酔いの症状を引き起こします。

色々なお酒をちゃんぽんして飲むと、アルコールの量だけでなく、それぞれのお酒に含まれる成分や香料、添加物などが混ざって
肝臓が処理しきれず、アセトアルデヒドが蓄積されるため、悪酔いしやすくなります。

また、飲みすぎると、肝臓がアルコールを分解するのに必要な酵素が不足し、
アセトアルデヒドが蓄積されることも考えられます。

では、その「ちゃんぽん」とは何なのでしょうか。
その意味と語源について説明していきます。

 

アセトアルデヒドとは

アセトアルデヒドは、有機化合物の一種で、化学式はCH3CHOです。
アルコールが酸化されると生成されることがあり、強い匂いを持ちます。

また、飲酒によっても生成され、二日酔いの原因物質の一つとされています。
さらに、アセトアルデヒドは、化学工業においても重要な中間体として用いられています。

 

「ちゃんぽん」とは

 

日本での「ちゃんぽん」は、麺や野菜、肉や魚介類をたっぷりと入れたスープ料理で、長崎名物として親しまれています。

「ちゃんぽん」という言葉には元々、「いろいろなものを混ぜる」という意味があります。
お酒でちゃんぽんするとは、お酒を混ぜる事。

ただ、複数のお酒を組み合わせて作るカクテルとは違います。
ワインを飲んだ後に日本酒を飲み、次に焼酎を飲み…といった具合に
胃の中でお酒を混ぜながら飲むことをお酒の場での「ちゃんぽん」と呼びます。

 

「ちゃんぽん」の語源

「ちゃんぽん」という言葉は、中国語の「雑碎(zásuì)」が日本語に訛ったものです。
元々は中国の広東省や福建省で食べられていた料理で、そこから日本に伝わり、
長崎で発展したとされています。

「ちゃんぽん」の語源は諸説ありますが、主に以下の2つが考えられています。

 

1. 中国語の「雑碎麵(ざつさいめん)」が変化したもの

雑碎麵は、様々な具材が入った麺料理で、
日本に伝わった際に「ちゃんぽん」と呼ばれるようになったという説。

中国では、地域によって味や具材が異なりますが、一般的には豚肉や野菜、海鮮などが入ります。
日本では、長崎ちゃんぽんや韓国のチャンポンなどが雑碎麵の派生と考えられています。

 

2. 長崎で中国人が作った麺料理「潮州麺(ちゅうしゅうめん)」が変化したもの

潮州麺は、豚骨ベースのスープに麺と具材が入った料理で、
長崎に伝わった際に「ちゃんぽん」と呼ばれるようになったという説。

長崎ちゃんぽんは、1899年(明治32年)に長崎市の中華料理店「四海樓」の初代店主陳平順が考案した麺料理です。
当時、長崎には多くの中国人留学生がいましたが、彼らは日本の食事になじめず、栄養不足になっていました。

そこで、陳平順は、安くて栄養価の高い食事を提供するために、福建省の雑碎麵をアレンジして、
豚肉や野菜、海鮮などを入れたスープと太い麺を一緒に煮込んだ料理を作りました。
これが長崎ちゃんぽんの始まりで、やがて日本人にも人気になりました。

 

いずれにせよ、中国が起源となる麺料理であることは間違いありません。

 

悪酔いしやすいお酒のちゃんぽんの種類

ではここで。悪酔いしやすいお酒のちゃんぽんの種類について詳しく見ていきます。

 

「日本酒」と「赤ワイン」のちゃんぽん

赤ワインと日本酒の組み合わせが悪酔いする理由は、両方のアルコールに含まれる成分が影響しています。
赤ワインにはタンニンと呼ばれるポリフェノールが含まれ、日本酒にはアミノ酸が含まれています。

これらの成分は、肝臓で分解される際に互いに競合し、体内に蓄積されることがあるため、
アルコールの代謝が遅れ、悪酔いしやすくなる可能性があります。
また、赤ワインに含まれるアルコール量が比較的高いため、摂取量に注意することも大切です。

 

「ワイン」と「コーヒー」のちゃんぽん

「ワイン」と「コーヒー」の組み合わせが悪酔いする理由は、それぞれが含む成分が相互作用するためです。

コーヒーに含まれるカフェインは、中枢神経系を刺激して興奮状態にします。
一方、ワインに含まれるアルコールは、神経系を麻痺させてリラックス状態にします。
このように、カフェインとアルコールの効果が相反しているため、組み合わせると体が混乱し、悪酔いを引き起こす可能性があります。

また、カフェインが利尿作用を持つため、ワインと一緒に飲むと脱水症状を引き起こし、二日酔いのリスクを高めることもあります。

 

「ビール」と「ウイスキー」のちゃんぽん

ビールとウイスキーを一緒に飲むと、アルコールの代謝が遅くなり、体内にアセトアルデヒドが蓄積されるため、
悪酔いしやすくなります。

また、ビールとウイスキーはそれぞれアルコール度数が異なるため、少量でも体に与える影響が異なり、
アルコールの摂取量を誤ることがあるため、慎重に飲むことが大切です。

 

「エナジードリンク」と「ウォッカ」のちゃんぽん

エナジードリンクにはカフェインやタウリンなどが含まれており、これらの成分は興奮作用があります。
一方、ウォッカはアルコール度数が高く、神経を麻痺させる作用があります。

エナジードリンクとウォッカを同時に飲むと、興奮と麻痺が同時に起こり、身体が混乱してしまいます。
また、エナジードリンクに含まれるカフェインがアルコールの吸収を促進するため、
ウォッカの血中濃度が上がり、悪酔いの原因となります。

さらに、エナジードリンクが疲れを感じさせないため、ウォッカを飲みすぎても気付かずに飲み続け、
結果的にアルコール中毒に陥る危険性も高まります。

 

アルコールが含まれていない場合でも気持ちの悪くなる「ちゃんぽん」

アルコールが含まれていないと厳密には「ちゃんぽん」とは言いませんが、
気持ちの悪くなる食材どうしの食べ合わせにアルコールが加わることで、悪酔いすることもあります。

「食べ合わせ」とは、一緒に食べると消化不良や栄養の吸収が悪くなるとされる食品の組み合わせのことです。
科学的な根拠があるものもあれば、古い伝承や迷信に基づくものもあります。

例えば、以下のような食べ合わせは気持ちの悪くなる可能性があります。

 

赤貝と栄養強化米:

赤貝に含まれるアノイリナーゼという酵素が、栄養強化米に含まれるビタミンB1を分解してしまう。

 

みかんと牛乳:

みかんに含まれるクエン酸が、牛乳に含まれるカゼインと結合して胃に固まりを作り、消化不良を起こす。

 

きゅうりとウナギ:

きゅうりに含まれるビタミンCが、ウナギに含まれるビタミンB12を破壊してしまう。

 

ただし、これらの食べ合わせは個人差や量やタイミングなどによって影響が変わりますし、必ずしも気持ちの悪くなるとは限りません。
食べすぎて気持ちが悪くなった場合は、ぬるま湯を飲んだり、胃腸を休めたりすることが大切です。

 

お酒で悪酔いしないための5つのポイント

ここまで、「ちゃんぽん」について語源と、組み合わせると良くないお酒の種類についてお伝えしていきました。

では、よく耳にするちゃんぽん以外の「お酒に関するアドバイス」は本当なのでしょうか?
有名なものを見ていきましょう。

 

お腹が減った状態でお酒を飲むと悪酔いする

お腹が空いている状態でお酒を飲むと、胃や小腸でアルコールが吸収されやすくなります。
これにより、アルコールの血中濃度が急激に上昇し、酔いが早くやってきます。

また、空腹時には血糖値が低下しているため、アルコールの代謝が遅くなります。
その結果、アルコールの影響を受けやすく、悪酔いしやすくなると考えられています。

 

焼き鳥・枝豆を食べながらお酒を飲むと悪酔い防止になる

焼き鳥や枝豆などのおつまみには、アミノ酸やビタミンB群などが含まれており、
これらが肝臓のアルコール分解を助けてくれます。

また、おつまみを食べることで胃の中に食物が入り、アルコールが吸収されるのを遅らせてくれます。
さらに、おつまみを食べることで口の中が刺激され、唾液が分泌されるため、口の中が乾燥するのを防ぎ、
飲みすぎによる悪酔いを防止する効果もあります。

 

お酒と同量の水を飲みながらだと悪酔いしにくい

お酒を飲むと、体内に含まれる水分が減少し、脱水症状に陥ります。
この脱水症状が、悪酔いの原因の一つとされています。

そこで、お酒と同量の水を飲むことで、体内の水分を補給することができます。
これによって、脱水症状を防ぎ、お酒が体内に吸収される速度を緩やかにすることができます。

また、水を飲むことで、お酒の代謝を促進する働きもあります。そのため、悪酔いしにくくなるとされています。

 

月経中の女性は悪酔いしやすい

月経中の女性は、ホルモンの変化によってアルコールの代謝が遅くなることがあります。
また、月経中は身体が疲れやすくなっているため、アルコールの影響を受けやすくなる可能性もあります。
さらに、月経中は身体の水分量が少なくなりがちなため、アルコールの脱水作用が強くなり、悪酔いしやすくなることがあります。

 

「お酒を飲み慣れる」と酔いにくくなる

お酒を飲み慣れている人は、アルコールを分解するための酵素や代謝機能が向上しているため、酔いにくくなることがあります。
また、お酒を飲み慣れている人は、体内のアルコールに対する耐性が高くなるため、
同じ量のお酒を飲んでも酔いにくくなる傾向があります。

ただし、長期的なアルコールの摂取は肝臓などの臓器に負担をかけ、
健康に悪影響を与えることがあるため、適度な飲酒が重要です。

 

よく言われているけど間違っていること

上では、「お酒を飲むときに気を付けると悪酔いしないポイント」についてお伝えしてきました。

お酒の場では、上以外にもよく言われることがありますよね。
ここではその話は本当なのかを見ていきます。

 

ちゃんぽんをすると二日酔いしやすい?

「悪酔いしやすいこと」と「二日酔い」についてはあまり関係が無いと言われています。
二日酔いの原因とは、自分の肝臓の処理能力を超えてアルコールを摂取してしまった場合になるものです。

「自分のアルコール処理能力を知っておく」、それに則ってお酒を飲むことで
いくらちゃんぽんしようと「二日酔い」とは直接関係が無いと言われています。

 

飲酒後にサウナに入ることで早く酔いがさめる?

酒後にサウナに入ることは危険です。
サウナに入るだけでは酔いが早く覚めるわけではありません。
飲酒後は血管が拡張し、血圧が下がります。

サウナに入るとさらに血圧の変動を引き起こし、脳卒中や心臓発作のリスクが高まります。
また、サウナで寝てしまうと大きな事故に繋がる可能性もあります。

飲酒後はサウナに入るのは避けた方が良いでしょう。

 

悪酔い「しやすいお酒」と「しにくいお酒」の種類とは

悪酔いしにくいお酒は、一般的に「蒸留酒」の方が「醸造酒」よりも悪酔いしにくいと言われています。

蒸留酒とは、焼酎やウイスキー、ウォッカなどのお酒で、アルコール度数が高く、不純物が少ないのが特徴です。
醸造酒とは、ビールやワイン、日本酒などのお酒で、アルコール度数が低く、糖分やタンニンなどの成分が多いのが特徴です。

これらの成分は、アルコールの分解を遅らせたり、胃や脳に刺激を与えたりして、悪酔いの原因になります。
ただし、蒸留酒でも飲みすぎると悪酔いする可能性がありますし、個人差もありますので、注意してください。

 

「蒸留酒」とは

蒸留酒の種類は、日本の焼酎や沖縄の泡盛、ウイスキー、ウォッカ、テキーラ、ジン、ラム、ブランデーなどがあります。
それぞれ原料や製法、風味やアルコール度数が異なります。

例えば、焼酎は米や麦などの穀物や芋などを原料にして造られます。
ウイスキーは麦芽を糖化して発酵させて造られます。
ウォッカはロシアが発祥で、穀物を原料にして造られます。

 

「醸造酒」とは

醸造酒は、穀物や果物などを酵母によってアルコール発酵させて作ったお酒です。
代表的な醸造酒には、ワイン、ビール、日本酒、紹興酒などがあります。

醸造酒の発酵には、単発酵と複発酵の2種類があります。
単発酵は、糖分を含む原料を直接発酵させる方法で、ワインがその例です。
複発酵は、糖化と発酵の2段階で行う方法で、ビールや日本酒がその例です。

[quads id=1]

 

「ちゃんぽんすると酔うのか」についてのまとめ

今回は、「ちゃんぽんすると酔うのか」、「悪酔いしないためにどのようなことに気を付けてお酒を飲めばいいのか」をお伝えしてきました。
お酒は適量を飲むのであれば陽気になれるし、会話も弾むし、楽しいものです。
「お酒は飲めないけどお酒の場は好き」だという人もいます。

しかし、飲み方によっては体調不良を引き起こし、翌日まで残ることもあります。
場合によっては事故に繋がる可能性もあります。
自分にとっての適切な量・飲み方を知ることで、「お酒」と「自分」との良い関係性を築いていきたいですね。

[quads id=1]

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です